寿司と釣り、魚と戯れる日々

7月4日
今回ヘチガラスのノリさんが水曜休みを取ってくれたのでご一緒する事に成りました。
ノリさんとは今シーズンの自主解禁の時に始めてご一緒してから、
海釣りでも何度かお世話に成っているのです。
釣り場までの車中色んな話で盛り上がり、あっと言う間に車止めまで来てしまった。
まいどの事だが、一人で行くととても長い道のりでも、友人と一緒に行くと
本当にあっと言う間で運転もかなり楽な気がするのです。

車止めには車が一台止まっている。『まさかね～』とノリさんと顔を見合わせた。
まさかの思いは的中で、やはり先行者でした。
予定していた釣り場は諦めて違う釣り場を目指し登山道を登り始めた。
いきなりの急登に心臓バクバクで汗が噴き出して来た。一方ノリさんはと言うと
全く平然と涼しげな顔をしている。『疲れないんですか？』と聞くと
『登りは全然平気だよ～』とノリさん！
ためしに自分のペースで登るとどの位の速さなのか聞いて見ると、
走って登山道を登って行ってしまう！
やっぱ鉄砲やってる人は足が半端じゃなく強いのだ。
その後もオイラのペースに付き合ってもらい何とか釣り場に辿り着いた。


流れを見ると、かなり水量が多いようだ。
こりゃテンカラ厳しそうだな～と思いつつも、ノリさんが餌釣りで始めると言うので
オイラはテンカラではじめた。
ノリさんは直ぐに岩魚を釣り上げたがオイラの毛鉤には中々反応が無い。
小さなポイントでようやくチビ岩魚を掛けると、直ぐ下のポイントでは良型を掛けた。
しかし、取り込み寸前に逃げられてしまった（Ｔ_Ｔ）
ここで、やはりテンカラでは厳しいようなので餌釣りの用意をした。
骨酒サイズを期待しては裏切られ、ちびっ子岩魚と戯れながら釣り進み、
何本かキープした頃に、この釣り区間の最後の滝が現われた。
ノリさんにチビが掛ったが、後は何も起こらず納竿する事にした。
考えて見れば、もともと行こうとしていた釣り場はこの水量じゃ釣りに成らなかったかもしれない。
先行者が居て、俺達はついていたのではないだろうか！
気付くと本格的に雨が降り出したので、昼飯は我慢して登山道を車まで急いだ。


昼食後はまだ時間が有るので、小さな沢で竿を出そうと決め移動する。
この沢は知人が増水した時に何度か入って爆釣しているので、
今日みたいに水量が多い時には期待が持てるのだ。
早速支度をして入渓したが、どうやら又しても先行者が居るようだ。
しかし、魚の反応は有る。こんな小さな沢で先行者が有ったにもかかわらず
魚は反応してくれるのだ。この沢はどうやら知人の言う通りの沢だった。
しかしオイラの苦手な藪沢でのチョウチン釣り。
もともと餌釣りの経験は少ないのですが、藪沢のチョウチン釣りにいたっては殆ど未経験なのだ。
アタリは有るのだがバラシが多すぎ、中々思うようには行きません。
対して藪沢好きなノリさんは次々に魚を掛けている。
ノリさんがオイラの使ってるスレ鉤に気付き原因が判明した。
やっぱチョウチン仕掛けにスレ鉤じゃダメなんですね～
雨が本降りから土砂降りとなり、カッパの効力も無くなって来たので竿をたたむ事にした。
今回この小さな沢は下見と言う事で、次回の増水時の楽しみにしよう。
そして、今回先行者で行けなかった釣り場には9月に再チャレンジする事にしたのでした。