2008年09月09日

渓流レポ

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シマノ(SHIMANO) 渓峰テンカラ LLH33NX
シマノ(SHIMANO) 渓峰テンカラ LLH33NX



源流や小渓流に行く事が多いオイラはこの竿を使ってます。




8月11日~13日
車止めに到着してみると、心配していた先行者はなくホッとした。
すでに辺りは明るくなり始めていたが睡魔に襲われているため
少し仮眠することにした。
1時間ほど爆睡した後、支度をはじめ歩きだした。
登山道を歩く事に喜びや楽しみを見いだせれば釣り場までのアプローチが
少しは楽になるのだが、Tくんもオイラもこの登りは苦痛でしかないのである。
何度も休憩を入れてやっとの思いで天場まで辿り着いた。
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あまりにも疲れて、なんだか天場の準備や薪集めがかったるくなってきた。
とりあえずカチカチに凍らせてクーラーに入れてきたチューハイを確認して見ると
程よく解けていているので二人で乾杯して乾き物をつまみマッタリしてしまうと
重い腰が地べたにくっついてしまったように動けなくなってしまった。
かなりの時間マッタリした後いよいよ天場の準備に取り掛かる事にした。
テントを設営したりシートを張ったり、一番大変なのは薪集めだ。
焚き火大好きなオイラ達はとにかく沢山のマキが必要なのです。
ようやく満足行く薪を集め終えるころ釣りの虫が騒ぎだしますが
今日はあまり釣る時間が有りません。
天場前のポイントから釣り上がります。
しかし今日は魚の機嫌がよろしくない様でイマイチ反応がありません。
T君は最初の一匹を釣り上げ、2匹3匹と順調に釣果を伸ばすのですが
今日のオイラはなんか変です。
魚が出ても掛からない、掛かっても取り込む寸前にバラしてしまう。
『今日はオレだめだ~なんかおかしいよ!』
何が悪いのか分からないのだが、確実に何かがおかしいのです。
慣れないサングラスをしてるのが悪いのか?
以前からサングラスが苦手で、というか景色が暗くなってしまうのが嫌いで
サングラスはしなかったのですが、今回クロダイ用に買った偏光グラスを持ってきていたのです。
これで何時もより見えすぎてしまい何かが狂ってしまったのか!?
その後テンカラでは木の枝が被さり狭すぎて難しいポイントで、
ラインを極端に短くして提灯テンカラにしてみるとついに来ました!
綺麗な良型のイワナです。さすがに狭すぎるポイントでは竿抜けに成っているようで何匹か反応があった。
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そして何本か釣った所で、あっという間に納竿予定時刻に成ってしまった。
目標の釣果には届かなかったが、
それでもT君と合わせて今晩のつまみ分くらいはキープできたので良かった。
天場に戻り濡れた服を着替え取り敢えずはビールで乾杯です。
焚き火を起こしイワナを塩焼きにしたり、燻製用にしたりしてるとあっという間に時間は過ぎていきます。
ほろ酔い気分に成ると睡眠不足のオイラは睡魔に襲われ、T君を一人残し2日目に備え早めに寝袋に潜り込みました。

朝目覚めてテントの外に出ると辺りはびしょ濡れで、寝ている間に雨が降ったようだった。
昨夜焚き火の上に吊るしっ放しにしておいた燻製は濡れてしまったので
さっそく火をおこし燻製を乾燥させたり、朝飯の支度をしているとT君が起きて来ました。
昨晩の作戦会議ではおきてから2時間で支度を済ませ釣りに出掛ける予定でしたが
結局釣り支度が出来るまで3時間位掛かってしまった。
2日目は登山道を登りさらに上流で竿を出す予定です。
釣り場に到着しさっそく竿を出しますが、小さな沢なのでラインをかなり短くしなければ成りません。
そして順番に釣り進みます。まずはTくんが小さいのを釣り上げます。
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しかしオイラはばらし、そして何回か連続でばらしてしまいます。
なんだか今日も調子悪いみたいです。ようやく一匹目が釣れたのはしばらく経ってからでした(^_^;)
釣り人が多いのかこの沢の魚はなんだかスレているようで、反応しても銜えなかったり掛かりが浅かったりします。
そのうち後ろの方でドスーンと音がしたので振り返ると、T君転んだ拍子に岩に腰を打ち付け悶絶寸前
この沢はしばらく増水してない様で至る所の石にツルツルの苔が付いてて、不用意に歩を進めると一気に足が取られ
バランスを崩すことに成る。『これヤバいね~』って話していたばかりなのだ。
こんな山奥で怪我でもすれば帰るに帰れなくなってしまいます。ホント細心の注意が必要です。
しばらく休憩して釣り再開。しかしやっぱり魚がスレているようなので、
本日のメインイベントの大滝の上に行ってみる事にします。
友人情報によれば、この大滝の上には釣り人がほとんど入らないイワナ天国が有るそうなのだ。
しかしツルツルの沢を慎重に釣り登って来たので昼近くに成ってしまい
しかも巻道が今一分からず探すには時間が掛かってしまいそうなので、大滝越えは諦めて
下流にあった枝沢に入ることにしました。
仕掛けをさらに切り詰め釣り始めると、ここの沢の魚はスレてない様ですぐに毛バリに飛び出しました。
本当に小さなチョロチョロの流れに結構な大きさのイワナが潜んでいるのです。
ワクワクしながら白泡の切れ目にふわりと毛鉤を落とすとゆっくりとした動きで口を使ったのは
9寸のカッコイイ魚体でした。
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小さい沢なのでT君と交互にポイントを攻めていきます。
川を徒渉すれば、たくさんの魚が走り魚影の濃さにも驚きなのです。
こんな小さな沢なのに釣れる魚はみな丸々と太って、特に尻鰭周りなんかすごい事に成ってます。
長さのわりにずっしりとした重量感には驚かされてしまいました。
夢中になり過ぎて、納竿予定を過ぎてしまいました。考えてみるとかなり上流まで来てしまったのです
帰りの道のりを考えると気が重いです。
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帰りもツルツル区間は慎重に一歩一歩と思うのですが、足が疲れているせいで
思わぬ一歩でツルンとなったり大変でしたが、何とか天場に辿り着いたのは
陽が向かえの山の陰に隠れる寸前でした。
そのまま座り込んで『おつかれ~』って一杯始めたいところですが
疲れた体に鞭を打ちもう少しのふんばりで薪集めです。
やっぱり焚き火がないとダメですからね~
そして宴会準備も整ったところで二人でカンパ~イです。
明日は帰るだけで釣りはしないので朝はゆっくりです。
夜遅くまで宴会をして何時に寝たのかも覚えていないほどでした。
三日目の朝も目覚めてテントの外に出ると雨が降ったようで、宴会の後かたずけもしてなかったから
食器や食料までずぶ濡れに成っている。
酎ハイは無くなってしまったので、焼酎のポカリ割を目覚めの一杯にしながら焚き火を起こした。
T君が持ってきてくれた発煙筒のおかげて、濡れている薪でも何とか火を付ける事が出来た。
イイ感じの焚火に成って来たので朝飯の支度をはじめる事にする。
今日は釣りをする気は無いので昼過ぎまでゆっくりして帰るだけなので
マッタリのんびりウダウダした感じを楽しもうと思う。
すごい時間かけて飯を食い終わり、昼寝ならぬ朝寝をしたりしていたら
お昼過ぎに成ってしまったが、朝飯を食い過ぎたせいか二人とも腹が減らず、
このまま昼飯抜きで帰る事にした。
毎年の事だが、お泊り釣行の食糧計画はずさんで、最終日には大量の食べ物が残ってしまうのだが
今回はお互い食料をかなり少なく持って来たつもりだったので
結局余ったのはラーメンのみで、今までに無く丁度良い感じに収まったのだ。
帰りは下りと言う事もあって、とても早くに車止めまでついてしまった。
こうして今年の夏休み釣行は幕を閉じたのです。
来年はもっと上流に、一気に稜線まで目指せたらな~
なんて思うのでありました。

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Posted by オオシオ at 06:34│Comments(3)釣り
この記事へのコメント
おはようございます。

良型のイワナですね!!
顔が勇ましくてかっこいい!!
Posted by 佐々木 at 2008年09月09日 08:49
佐々木さん
写真では分かり難いですが
太くてずっしりした岩魚でした。
鼻曲がりの岩魚にはあこがれますよね~
Posted by オオシオ at 2008年09月10日 12:21
なんとなく懐かしいね題名が・・・
『オロナミンCは小さな巨人です』
Posted by みっちゃん at 2008年09月12日 19:04
 
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